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大口径屈折のデビューにお勧めの高性能機
スーパーEDガラスを2枚のクラウンガラスで挟んだ3群3枚のレンズ構成で青ハローをほぼ完全に補正した高性能機です。TOA-130Nに迫る口径と結像性能でありながら質量は半分程度で鏡筒も短く、架台よりも小型なもので済むので、全体としてかなりコンパクトなシステムを組めるのが最大の魅力です。
夜空の暗いところで低倍率にして明るい星を見ると、真っ暗な背景に星がそのままの色合いで針で突いたような点像で輝き、12cmの大口径と相まって、宇宙の奥深さや輝きを感じられます。星像の収束が良いので、その分だけ背景のガスが浮き上がって見える効果もあり、銀河や星雲の見え味に関しても一回り以上大口径で見ているかのようにコントラストが高く見られます。もちろん、高倍率で月や惑星を見ても大気色分散以外の色収差はほぼ感じられず、一般的な条件下であれば2倍ほどの口径をもつ反射望遠鏡に匹敵する高倍率眼視性能を持っています。
眼視ストレール比の数値ではTOAシリーズに迫る98.3%とほぼパーフェクトな性能です。大口径とシャープなレンズで、月や惑星の強拡大から銀河や星雲、星団の低倍率眼視まで、オールラウンドに高い性能を発揮します。
収納や移動に便利なスライドフードを採用。フード伸縮量はTOAシリーズに次ぐ大きさ(120cm)です。対物レンズは箔分離式のためセル構造が簡易で済み、鏡筒を軽量に出来たのも大きなメリットです。鏡筒と7×50ファインダーで6.7kg、鏡筒バンド込みでも8kg程度なので眼視用としてEM-11赤道儀に搭載も可能です。通常の12cmクラスの屈折望遠鏡に比べてTSA-120は1クラス小型の架台に載せて使えるので、システム全体が小型で簡潔になり、より気軽に星空を楽しんでいただけます。
タカハシ TSA-120【一時販売停止】
形式 3群3枚EDアポクロマート 鏡筒 TSA-120 鏡筒径 125mm 有効口径 120mm 鏡筒全長 870mm-990mm 焦点距離 900mm 口径比 1:7.5 ファインダー 7×50(脚付) 質量 約6.7kg