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執筆者の写真Orthoscopic13

続・SVBONY"SV503" 作例紹介

更新日:2020年9月15日

でも紹介しました、

SVBONY社の屈折鏡筒"SV503"


EDレンズを使用した8cm屈折鏡筒としては、

50K台という破格設定で少~し"ざわざわ"。


光学スペック的には、

初めて購入する望遠鏡や、

二本目のステップアップ望遠鏡として、

価格も手ごろでお勧めしやすいポジションだと感じています。



そして撮影派の方は気になる、

まだまだ謎に包まれたこの"50K台鏡筒"の写り具合。。。


お客様のお声からも、

専用補正レンズ系が用意されてればなあ、、とよくお聞きします。


それでは、

"SV503"と"補正レンズ"を使用した作例をいただきましたのでご紹介します。

 

【M8】

SVBONY SV503 サイトロンCBPフィルター PENTAX K-30(改)


フィルター装着ですが、補正レンズはなし。

赤っぽいのは色収差も少しはあるんでしょうが改造機の影響もあり!?

M8付近の中央像は問題なく点像ですね。Good!!

中央から50%くらいのところから徐々に収差が現れ、

四隅にいくと像の伸びがみられます。


 

【NGC7293】

SVBONY SV503 サイトロンCBPフィルター 笠井ED屈折用フィールドフラットナーⅡ PENTAX K-30(改)


F6~F8EDアポ用に設計された汎用フラットナーです。

"SV503"でもまずまず良好な補正効果が得られました。

"M8"でみられた周辺の像伸びは見事に解消されていますね。

APS-C画角ではほぼ気にならないレベルではないでしょうか?

やっぱりちょぉーーーっと赤っぽい?どうです?

焦点距離は変わらず560mm。



 

【M31】

SVBONY SV503 笠井ED屈折用0.8xレデューサー2 FUJI X-M1


こちらはF7~F8ED屈折用の汎用レデューサーです。

レデューサー使用でも周辺の補正効果は確認できます。

焦点距離は短くなり448mm(F/5.6)となります。

画角のバリエーションが増えました。


 

【月】

SVBONY SV503 PENTAX KP


最後は鏡筒のみ直焦点で撮影した月。

合成無しの1枚もの。細部のコントラスト良好。

色収差も感じませんね!

陰影が美しく「良い写真ですね!」


 

いかがでしたか?

補正レンズなし、フラットナー使用、レデューサー使用、

の3タイプを比較用にご紹介しました。


補正レンズなしでも中央付近はまずまずの写り。

周辺にいくと収差が目立ちますが、

でもまあ2枚玉屈折ですから当然といえば当然w

周辺クロップして"まんなか"だけ使えば気になりませんw


笠井さんのフラットナーやレデューサー使用で周辺は見事に改善。

APS-C画角ではほとんど気にならないレベル。

ということが分かりました。


また、天リフ編集部さまでは、

タカハシの"マルチフラットナーx1.04"を使用した作例も挙げられています。

こちらも要チェックです。



結論。

重箱の隅をつつかなければ、

50K台の価値はじゅうぶんに感じられます!



近い価格帯のライバル機としては、

"ウイリアムオプティクス"や、

"シャープスター"があげられますでしょうか?

それぞれ個性がある鏡筒で選択のバリエーションは広がります。


続々と新しい鏡筒が参入する市場で、

色々と比較する楽しみも天文趣味の一つですからねw


商品の詳細は「SVBONY SV503」




最後に、

作例提供はkubel(キューベル)さまです。

いつもありがとうございます!!


にも素敵な星空写真がいっぱいです♪


せひ、ご覧になられてください。


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