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望遠鏡を使おう(星を見てみよう編)

更新日:2023年6月22日

皆さんこんにちは。あまもん🐻です。


今回は組立&ファインダー調整が終わったポルタを使って、実際に星を見る方法とポイントをご紹介します。

基本的な望遠鏡(本体)の動きは前回のファインダー調整の時と同じですb

ポルタⅡA80Mf望遠鏡を買ってはみたものの、星がぜんぜん見つからない!月しか見えない!という方は前回の記事(ファインダー調整編:https://tinyurl.com/2hu43w7l)と合わせてご一読ください(=゚ω゚)ノ


弊社YouTubeチャンネルにて動画verも公開しておりますので、文字や写真で分かりにくいところは動画も参考にしてみてください。

※URLクリックでYouTubeチャンネルに飛びます。



それでは、星を見てみよう編スタート!


A.接眼レンズをつけよう

まずやることは「接眼レンズ」の取付けです。

組立、ファインダー調整でも登場しているので、既にわかっているぜ!という人は飛ばして「B.望遠鏡を向けよう」に進んでOKです。

ポルタには接眼レンズが2つ付属しています。星を見るとき、最初は倍率が低くなる方を先に取付けます。倍率の計算の仕方は↓の画像をご確認ください。

毎回計算しても良いですが(個人的には)大変面倒なので、計算が大好きな方以外は「接眼レンズに書いてある数字が大きい方」と覚えておくと良いでしょう。


B.望遠鏡を向けよう

接眼レンズを付けたら望遠鏡を見たい星に向けます。ポルタⅡ経緯台はフリーストップになっていて、特に固定ネジなどはありません。上下左右自由に動きます。

望遠鏡本体を持ってだいたい星の方に向くように動かします。

このとき、せっかく調整したファインダーを掴んで動かしたりしないように気を付けましょう。またファインダー調整からやり直しになってしまいます。


↓画像のように望遠鏡が見たい方向を向いているか、ときどき望遠鏡の真後ろから見てみると合わせやすいですよ(=゚ω゚)ノ



C.ファインダーを覗こう

ある程度星に向けたら、ファインダーを覗きます。

すると、ファインダーの視野のどこかに星が入っていると思います。この見えている星をポルタについている2つの微動ハンドルを“ひねって”微調整し、十字線の中心に合わせます。

※このとき、ファインダーの方位調整ネジ(ファインダー調整で回した小さいネジ)は触らないように気をつけよう。

もし、ファインダーを覗いても目標の星がない時は、もう一度望遠鏡を動かして星に向けるところからやってみましょう。


「B.望遠鏡を向けよう → C.ファインダーを覗こう」

は練習あるのみなので、景色や月などの分かりやすい目標で

動きを練習してコツを掴んでください!


D.本体の接眼レンズを覗く

ファインダーの十字線の中心と星があったら、本体の接眼レンズをのぞきます。

すると、視野のどこかに星があるはずなので、微動ハンドルをまわして視野の中心に調整しましょう。

※接眼レンズの視野の中に星が見えない場合は・・・

 ①ファインダーがずれている可能性があります。

  風景などで確認してみましょう。

 ②ピントが大幅にずれている可能性があります。

  次の「E.ピント調整する」を参考にピント調整をしてみましょう。

 ③接眼レンズから離れて見ているからかも。

  接眼レンズにくっつけるくらい近づいて覗きましょう。



E.ピントを調整する

接眼レンズの視野の中心に入ったら「ピント調整」をおこないます。

「ドローチューブ固定ネジ」を緩めて、「ピント調整ハンドル※」を回します。すると望遠鏡の後ろ部分が伸びたり縮んだりします。

※フォーカスノブ、合焦ハンドル、ピント調整ツマミなど様々な呼び方がある。


接眼レンズをのぞきながら調整ねじをまわすと、星が大きくぼんやりしたり、小さくくっきりしたりして見えます。一番小さく見えるところにあわせましょう。

↓ピンボケだとこんな感じ(イメージ)↓

基本的に「星の光が一番小さくなった時がピントがあっている状態」です。

月や惑星など模様や形が見える天体は「一番くっきり見えた時がピントがあっている状態」になります。


これで、星を望遠鏡で見る流れは完了です(*’ω’*)



観測をより楽しむポイント

その① 接眼レンズを替えてみよう

ポルタには接眼レンズが2つ付いていることをお伝えしました。見たい星を望遠鏡で見つけられるようになったら、この数字が小さい(倍率が高い)接眼レンズに付け替えて、拡大して星を観測してみましょう。

接眼レンズを替えると、ピントの位置が変わるのでピント調整は毎回やっておきましょう。


実際に観測をしていて、接眼レンズを替えて拡大したはずなのに見た目が変わっていない!と思ったことがあるかもしれません。そうなんです、普通の星はどんなに拡大しても光る点にしかなりません

このポルタⅡA80Mf望遠鏡で数字の小さい(倍率が高い)接眼レンズの力が発揮されるのは、「惑星」「月」そして「重星」を観測するときです!

(それぞれがどんな星なのか気になった人は調べてみてください)


<ちなみに>

同じ倍率になる接眼レンズでもメーカーやシリーズによって見える範囲が違ったり、見え味が違ったりします。観測に慣れてきたら好みの接眼レンズを探してみましょう!(もちろん天文ハウスTOMITAで)


その② 星が動くことを覚えておこう

太陽が東から上って西に沈むように、星も時間と共に動いていきます。このポルタⅡ経緯台は手動の経緯台なので、星を追いかけて動いたりすることはありません。そのため、望遠鏡で星を観測したあと、数分そのままにしておくと接眼レンズの視野の中から星がいなくなっていたり、はしっこに移動していたりすることがあります。特に高倍率になるほど視野からすぐいなくなります。

もし家族や友人と星を観測するときは、ちゃんと真ん中にいるかチェックしてから他の人に見せてあげてくださいね。



さて、今回はポルタで星を見る手順やより楽しむポイントについてお伝えしました。


最後に、望遠鏡を上手に使うためのまとめです。

望遠鏡で天体観測を楽しむためには・・・

①事前の準備(組立、ファインダー調整)をしっかりやっておく

②ピントをしっかり合わせる

③星が動いていくことを覚えておく

④たくさん練習してコツを掴もう



それでは今回はここまで。

たくさん練習して、いろんな天体を見てみよう!


あまもん🐻

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