望遠鏡を使おう(ポルタⅡA80Mf ファインダー調整編)
更新日:2023年6月22日
皆さんこんにちは。あまもん🐻です。
今回は初めて望遠鏡を使う人が最初に躓き、押入れに望遠鏡をしまっちゃうきっかけNo.1(個人的感覚)とも言える「ファインダー調整」についてです。
ポルタⅡA80Mf望遠鏡を買ってはみたものの、星がぜんぜん見つからない!月しか見えない!という方はぜひこのシリーズをご一読ください(=゚ω゚)ノ
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それでは、ファインダー調整編いってみましょう。
A.ふぁいんだーってなぁに?
まずはファインダーについて簡単にお伝えします。
ファインダーとは、望遠鏡の横についている小さい望遠鏡のこと。
望遠鏡(本体)よりも覗いた時に見える範囲「視野」が広く作られている【見たいものを見つけるための望遠鏡】です。
見たい星を観測するためには、このファインダーと望遠鏡(本体)がしっかりと同じ方向を向いていなければいけません。
B.ファインダー調整のポイント
①明るい昼のうちにやろう
望遠鏡は夜に使うイメージがありますが、ファインダー調整を夜に行おうとすると何を見ているのか分からなくなりがちです。何を見ているのか分かりやすい明るいうちにやっておきましょう。
②調整は遠くのものを見ながらやろう
ファインダー調整をするときはできるだけ遠くにある建物や鉄塔などを望遠鏡で見ながら行いましょう。あまりにも近くのものを見ながらやってしまうと星空では望遠鏡とファインダーが全然違う方向を向いてしまう事になります。
C.ファインダーを調整のやり方
まずは組み立てたポルタⅡ望遠鏡に接眼レンズを取り付けます。ポルタⅡに付属している接眼レンズは2種類ありますが、調整で使うのは20mmの接眼レンズです。レンズが落下しないように、しっかりネジで固定します。
次にファインダー調整に使う目標物に望遠鏡を向けます。今回は鉄塔の先端を目標にしています。
ポルタⅡ本体を手で上下左右に動かし、鉄塔の先端を望遠鏡本体の視野の中心に合わせます。昼間は地表の風景も見えるので、わかりやすい景色から辿っていくと合わせやすいでしょう。
※ポルタⅡは止めネジなどがないフリーストップ式なので、簡単に動かすことができます。
望遠鏡本体の視野の中心に目標物が入ったら、次はファインダーを覗きます。
すると、ファインダーの中心からずれたところに目標物が見えていると思います。
このズレを調整してファインダーの中心(Xマークの中心)に持って行きます。
それではいよいよファインダー調整本番です。
調整にはファインダーの上についている2つのネジをまわしていきます。下はネジっぽい見た目ですがバネになっているので、回す必要はありません。
ファインダーを覗きながら上の2つのネジをまわして、目標物をファインダーの視野の中心にもっていきましょう。
ファインダーの中心に目標物を持ってきたら、望遠鏡本体ものぞいてみましょう。同じものが真ん中で見えていたら調整完了です。
D.おわりに
今回はファインダー調整についてお伝えしました。
難しそうと思ったかもしれませんが、やってみると意外と簡単です。この記事や動画を参考にして、実際にやってみてください。
最後に、今回のまとめです。
ファインダー調整は・・・
①明るい昼にやろう
②できるだけ遠くの目標で調整しよう
そして最も大事なことは
★望遠鏡を使う前に毎回確認しよう★
いざ使おうとした時にずれているとせっかくの気持ちも削がれてしまいますね。望遠鏡組立の一部と思って毎回確認&調整をしておこう。
それでは今回はここまで。
望遠鏡を上手に使って、いろんな天体を見てくださいね。
あまもん🐻
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