最速Review!? RainbowAstro RST-300
待望の新製品が入荷しました。その名も「RST-300」!
RainbowAstro社の新型ハーモニックドライブマウントで、本体重量8.5kgにもかかわらず最大50kgの搭載を可能にするコンパクト&パワフルマウントです。
さっそく国内最速レビューということでご紹介していきます。
従来品のRST-135をデザインはそのままに二回りほど大きくしたようなRST-300。最大搭載重量も約3倍近くになりました。(RST-135は最大18kg搭載可能)
無駄のない洗練されたデザインで、コンパクトならがも堅牢なイメージを持てます。
高度方位調整ネジは操作しやすい金属ノブ式です。またネジ部は細目ネジを採用し、ピッチが浅いために微妙なさじ加減が動作に伝わるようになっています。極軸調整の微調整が行いやすそうですね。
RST-300ロゴの右下に見えるのは高度の粗位置決めようの固定ネジです。付属の5mmレンチを使ってこのネジを緩めれば高度軸がフリーで動くようになります。右側に見える微調整ノブで可動できる範囲は約20度程度ですので、上記で粗位置を決めてから微調整ノブで追い込むという方法になります。
背面を見ると高度を表す目盛りも刻印されていますので、目安になりますね。
赤緯のヘッドプレートはこのようなネジ配置。中央には35mmピッチのM8ネジ。外周はφ76.2mmにM8ネジと1/4インチネジがあります。それぞれのネジの深さは16mmとなっています。長すぎるネジを使うと本体を圧迫してしまうので、アリミゾ裏面からでるネジの長さは15mm程度にとどめましょう。
お次はフロントパネル。マウントの前面に各ケーブルのインターフェースが集約しています。ハンドコントローラー、USB、オートガイド、電源など。電源スイッチもご操作で切ってしまったり、持ち運び時に折れたりしないようにレバーの出っ張りは必要最低限になっています。高精度GPSレシーバーも内蔵。
ハンドコントローラーの接続ケーブル。8極8芯のいわれるLANケーブルですが、先端はメタルプラグになっていて頑丈そう。ツメ折れ防止&取り外ししやすいカバー付きで高級感があります。フェライトコアも両側についています。
手のひらに収まりのよいハンドコントローラー「Hubo-i SE」。方向キーとテンキー、ENTERやESCキーなども操作が直感的にしやすいものとなっています。コントローラー内にも天体情報が内蔵されており、スタンドアローンで自動導入も可能ですが、WiFi通信でスマホやタブレット等と接続することも可能です。
フロントパネルには極軸調整のためのPoleMaster取り付け部があります。付属の取り付けアダプターにPoleMaster本体を3本ネジで固定してお使いください。
赤経軸の下側にはオプション品のウエイトシャフトを取り付ける穴がネジで塞いであります。付属の5mmレンチを使ってキャップネジを外せばウエイトシャフトを取り付けることができます。キャップネジは無くさないように保管しましょう。
直径30mmのウエイトシャフトを取り付けたところ。専用のステンレスバランスウエイトもご用意がありますが、Skywather EQ8用ウエイトでも使えます。(ただし軸径に1mmの誤差があることをご注意ください)
次にRST-300専用のプレミアムカーボン三脚をご紹介いたします。
SUPERMOUNT社と提携して完成したRST-300専用のCYG-48Pカーボン三脚。
マウントとのアダプターが着脱できる仕様で、中心の3/8インチネジと周囲から6箇所のネジで固定します。
RST-300の底部はφ45とφ90mm上にM8ネジが計4個配置されています。三脚のアダプタと上図のように接続して使います。
最後に付属品一覧。
①ハンドコントローラー「Hubo-i SE」②PoleMasterアダプタ ③ACアダプター
④5mm六角レンチ ⑤シガーソケットケーブル ⑥DC延長ケーブル2種
⑦USBケーブル
★(動画)動作テストレビュー/ WilliamOptics FLT-156(約16kg)をウエイトレスで搭載しての動作テストです。
RST-300:8.5kg、CYG-48Pカーボン三脚:5.9kgで合計14.4kgなら小脇に抱えて片手でも軽々持てます。このシステムが50kgもの鏡筒を搭載できるなんて信じられませんね。
■RST-300商品ページ(旧サイト)価格 970,000円(税別)
ご注文お問い合わせは天文ハウスTOMITAまで
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