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執筆者の写真Orthoscopic13

フクオカでカノープス

"カノープス"という名前の星はご存知ですか?

©国立天文台

りゅうこつ座の一等星☆


全天の中で2番目に明るい星

(つまり星の天下一武道会があれば準優勝?)


だけどナンバー1の"シリウス"に比べて、

なぜかあんまり有名じゃない💦


なぜか、、?


この星を観るためには観測地の緯度が重要‼


まず日本では東北より南の地域でしか観測することができないんです。

(南に行けば行くほど高度が上がり観測しやすい)


見える地域でもとにかく高度が低い‼


ってことは、

地上の建物や山の影に隠されてしまったり、

大気や街の明るさの影響をモロに受けます。


"全天ナンバー2"の明るさもかなり減光してしまうわけです。


さらに運悪く、、

冬の夜空はライバルが多い!

"シリウス"や"ベテルギウス"などなど、

輝く"FamousStars"に注目が集まります。


それら名立たる星々の下、、

地面に近いところでひっそりと輝く"カノープス"。


つまり星は出ているけれど普通の人には気づかれない‼


ってわけです。

なんとも不運な境遇です。。


そんな"カノープス"ですが、

古来から船乗りの"目標星"とされたり、

中国では"南極老人星"と立派な名前をつけられたり、

とても重宝されてきた星なんです。


観ると長生きできるという古い言い伝えもあったりして♪


 

そんなワケあり星"カノープス"。


「福岡でも観測できるところあるよ!!」

とお客様から情報をゲットしました。


長生きしたいわけじゃありませんが、

クルマで20分ほど、近場で見れるならと、

緊急事態宣言下のため、

誰にも会わず、誰に相談もせず、

こっそり行ってきました💨


結果発表~!!


正直最初は、肉眼で分かりませんでした。


ちょっと雲もあるし今日は無理かな~、、


でもまあとりあえず撮ってみようと、、、


「あ!写ってる!」


目を凝らして山の稜線に注目してみると、

赤っぽく色づいた星は大気の影響を受け、

まるで今にも消えそうなはかない瞬き。。


「フクオカでもカノープス居てました!」


出だし遅れて山の稜線からはすでに顔を出していましたね💦


その後しばらく撮影してみました。

「南中高度約3.7度」

星の位置が最も高くなった時で、

こんな感じの位置です。


そりゃ普通に生活してたら気が付きませんよね(;^ω^)



それから再び山の稜線に隠れるまで、

延べ2時間程度の軌跡をまとめてみました。



撮影データは、

X-T20,XF14mmF2.8(換算21mm)

露出15秒,x450枚(総露出)ISO400,

ケンコープロソフトンA

マルミスタースケープ



まずは、

フリーソフト「StarStax」で比較明合成。


湖面のリフレクションもバッチリとらえられました。


後半の星の途切れはカメラのバッテリー交換。

手早く行いましたがやっぱり途切れてました。



同じ画像から"タイムラプス動画"に。

「LightRoomCC」で明るさ調整後、

「Photoshop」で動画作成。


縦構図で動画は微妙。。


できれば最高画質で見ていただかないと、

"カノープス"の明るさはまったく目立たない。。



もう少し目立つかなと、

星が"みょーーん"と伸びるタイムラプス動画もやってみました。

同じ素材を、

「DaVinchResolve」で編集。


こちらの方が"カノープス"は目立っているけど、

流れた雲が残ってしまってちょっと残念な結果に。。


動画作成は、

Narisawa氏のYouTubeを参考にさせていただきました。


誰もを"ハッ!!"とさせるような動画作成には、

「まだまだ修行が必要ですね。。」


 

以上、

私なりに"カノープス"を徹底紹介してみました。


2月いっぱいはまだまだ見ごろです。


20時前くらいかな、、

天気がよくて見晴らしのいい場所では、

南の空の低いところに注目してみてください♪



閲覧数:348回1件のコメント

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1 Comment


Osamu Kuroda
Osamu Kuroda
Feb 19, 2021

こんばんは♪Na-suke さん

ご無沙汰してます。

家の2階の星見ベランダからのカノープスです。

宮崎では自宅からカノープスを見れますよ🤗

南極青年星と呼んでいます。😆

今夜、20時50分の撮影です。

コロナウィルスに負けないように頑張って下さい。

私はブルースウィルスみたいに強く生きてます。😆

ジョームをはじめ皆さんによろしく👍


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