【賞月観星】一生モノの予感…。APOシリーズから2モデルが登場。開発構想はあのGLORY!?
更新日:2022年6月3日
はじめに
賞月観星から待望の新製品がリリースされました。
今回はあの"勝間光学GLORY"を開発コンセプトにしているといいます。
そして賞月さん独自のチューンナップによる仕上がり。
気になっている方も多いのではないでしょうか!?
実際の製品が入荷しましたのでくわしくご紹介したいと思います。
ラインナップ&スペック表
| 6x30 IF | 8x30 IF |
倍率 | 6倍 | 8倍 |
対物有効径 | 30mm | 30mm |
ひとみ径 | 5mm | 3.8mm |
実視界 | 9.3° | 8.1° |
見かけ視界 | 56.0° | 65.0° |
アイレリーフ | 18.5mm | 18.2mm |
至近距離 | 3m | 3.7m |
レンズコーティング | FMC | FMC |
プリズムコーティング | FMC | FMC |
プリズム素材 | BaK4 | BaK4 |
眼幅 | 56-74mm | 56-74mm |
防水性能 | 4m/2h | 4m/2h |
高温性能 | +55℃ | +55℃ |
低温性能 | -25℃ | -25℃ |
サイズ | 106x165x58mm | 106x165x58mm |
重さ | 585g | 585g |
窒素ガス充填 | あり | あり |
参照:賞月観星HPより
外観
向かって右が6x30。
両者の外観はほぼ同一デザインと言えるほど。
比較すると少し肩の位置に違いがあるが、
スペック表の全高は同じとなっています。
右カバープレートに光学スペック表記あり。
両者を確実に見分けるならここを見ましょう!
外装の"シボ"は本家よりも細かくしっとりした質感。
カラー展開は現在のところこの黒一色。
個人的にはGLORYチックなカーキ系統も展開してほしい。
APOシリーズの特徴10選。
ここからは、
APOシリーズの特徴10選をピックアップいたします。
「勝間光学が大好きだ!!」
という賞月観星さんによる改良点、
より使いやすく、より見やすくなったポイントもご紹介。
参考:賞月観星HPより
①握りやすい細身の鏡胴&軽量コンパクト
最初に手にした印象は「軽ッ!!」
でそのあとに「持ちやすッ!!」
手のひらにすっぽり収まる鏡胴は、
性別問わず間違いなく扱いやすい双眼鏡だと思います。
②見かけ視界の広角化
両倍率でオリジナルGLORYよりも視界を拡大。
広角化されていますが視界中央のキレは抜群です。
周辺のゆがみも違和感なく仕上がっています。
③接眼レンズ有効径の拡大
いわゆる見やすさに直結するところ。
長く覗いていても疲れを感じないよう配慮されたポイント。
④ハイアイポイント設計と脱着可能なゴム見口
類似スペックと比較しても長めに確保されたアイレリーフ。
ゴム見口はネジ式で脱着可能。
眼鏡使用者でも楽に覗くことができるポイント。
⑤対物レンズはEDレンズ&桜マルチコート
色にじみの少ないEDレンズを使用。(HOYA製FCD1)
賞月観星ではお馴染みのオリジナル桜MCにより、
高コントラスト&高発色の像質を実現。
⑥プリズムはBaK4&FMC
色ずれの少ないガラス硝材(BaK4)。+全面マルチコーティング。
対物レンズ側からの確認。コバ塗りが施され迷光対策がなされています。
⑦紛失防止機能付き対物キャップ
キャップ根元がゴムリングのように鏡胴にまかれているため、
対物キャップ紛失リスクが軽減します。
キャップは筒先にかなりしっかりはめ込むタイプ。
既存"プリンスシリーズ"などと比較し、
バッグ内で擦れたりしても外れにくい印象です。
⑧三脚取付可。
金属製のビノホルダー取り付け部。
三脚に据えることで長時間の観測も楽ちんです。
⑨付属品一式&あんしん保証
付属品は、
・双眼鏡本体
・ソフトケース
・ストラップ
・レンズクロス
・保証書
・外箱。
そして、不足の事態がおきても安心の長期保証5年間。
⑩ソフトケースのぴったりサイズ感
小型APOシリーズ専用ソフトケースはぴったりフィット。
ケースに入れてもコンパクトさは損なわれません。
クッション素材が双眼鏡を優しく包み込みます。
では、どのようなシーンで活躍するか?
APOを実際に覗いてみた印象は、
なんと言っても中央の解像力が最大ポイント。
色収差もよく補正されており中央部ではほぼ感じません。
視界は極端に広いという感覚ではないですが、
この光学設計であれば十分だと感じます。
またほどよく歪を感じる周辺像のため嫌な疲れはありませんでした。
そしてもう一つ。
軽くて、コンパクトな点はひとつの正義です。
ソフトケースに入れて気軽に持ち出せるので、
これから双眼鏡デビューというような方に是非おすすめしたい仕上がりです。
星見、天体観測用途はもちろんですが、
口径30mmのコンパクトさを活かした、
昼間の風景、野鳥、登山、アウトドア、
などのシーンが最適ではないかと考えます。
まとめ
いかがでしたか?
賞月観星さんの想いがこもった新製品は、
本家に迫る!!
本家を超える⁉
仕上がりとなっていました。
GLORY持ってない方は勝間光学に思いをはせながら。。。
GLORY持ってる方はお互いの実力くらべなど。。。
幅広いシーンで良き相棒となりうる賞月観星APOシリーズは、
まさに一生モノの光学ギア。
そんな予感がしています。
両モデルとも店頭展示機を準備しております。
ご来店の際のテスト見はお気軽にスタッフまでお声かけ下さい。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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