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執筆者の写真Orthoscopic13

RST-300設置 & 木星土星の大接近 in 長崎県諫早市

RainbowAstro社、

"RST-300マウント"

納品と設置作業に伺いました。



場所は、

長崎県諫早市"コスモス花宇宙館"


屋上スライディングルーフ式の観測施設、


既存の"タカハシEM-500"老朽化のため、

2台並ぶうちの1台を入れ替えるという形です。


設置後約25年間、働き続けた"EM-500"は、

各所のガタツキやクランプ不良、PC接続不安定などの問題を抱えていました。

まずは各パーツを取り外しピラーから降ろします。


重量級の"EM-500"は落とさないよう慎重に2人がかりで抱えました。

(入れ替えの写真撮るヒマなく💦)


架台を支える"ピラー"と、

メイン鏡筒"FC-150"は引き続き使用します。


サブ鏡筒、ファインダー、ウェイトまで取り付け設置完了!


少し"RSTマウント"のご紹介。

タカハシ製品とは異なるメタリックボディ。


操作しやすい多機能コントローラー。

PC接続無しでも自動導入可能です。


スッキリまとまったインターフェース。

弟分の"RST-135"を2回りほどそのまま大きくしたサイズ感です。


ルーフ式観測所にとって収納スタイルも重要。

ホームセンサー内蔵のためボタン一つの簡単操作。


夕暮れ後は極軸調整。

QHYポールマスターを専用アダプターで取り付けます。


自動導入のテストと微調整。


LE5mm(340倍)でもファインダー要らずの導入精度。

これは運用が楽になりそうです!


RSTマウントの納入は、

公共の天体観測施設としては初の事例となります。


操作説明などの準備期間を経て、

正式な稼働開始は来年1月以降となります。

雲仙と有明海を望む好景観と、

個性的な数種類の望遠鏡で星空を堪能できる"コスモス花宇宙館"。

お楽しみに!!


気になるハーモニックドライブマウント"RSTシリーズ"

詳細ページはコチラ↓


 

納品に訪れた日は、

予報に反しイイ感じの夕暮れとなりました♪


たまたまこの日は、

木星土星の大接近の前日!!

乱視がある肉眼では分離しているのが判別しづらいほどの接近です!


導入テストを兼ねてチェックしてみると、

望遠鏡の視界の中は今まで見たことない超にぎやかさ!

ガリレオ衛星との並びが"ラッキー7"に!

FC-150(f1700mm)+LE12.5mm=136倍をスマホコリメート(手持ち)


400年ぶりの大接近。

前回はガリレオさんが望遠鏡を発明したばかり??

くらいの時でしたから、

地球からこうやって製品化された望遠鏡で土星のカタチと木星の模様、

さらにガリレオ衛星の並びまで観たのは今回が人類初なんじゃないかと。。。


で、これは写真で見るより眼視で観るべきものだと感じました。


心のフィルムに焼き付けて、、、、

次、60年後くらいにまあまあ近づくそうです。

(でも今回ほどの接近ではない)


翌日の大接近当日、

北部九州はバッチリ曇天でしたので、

最接近ならずとも同一視界で観れた。この日に観ておいて良かった。


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