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執筆者の写真Orthoscopic13

天文台リニューアル in 熊本県産山村


3月のある晴れた日。ここは熊本県阿蘇郡産山村。

久住と阿蘇のちょうど中間に位置するようなイメージ。空が開けた高原地帯です。

"ファームビレッジうぶやま"というキャンプ施設の中に併設する"うぶやま天文台"。

ここ数年は当店主催の星まつり"星宴(せいえん)"の会場としてもお世話になっています。


"うぶやま天文台"は2016年3月にオープンした比較的新しい天文台です。

入り口では村花"ヒゴタイ"をモチーフにしたおなじみ"うぶちゃん"がお出迎え。


観測ドームと観測室は新設されたものですが、望遠鏡は寄付によるものでした。

よってメイン鏡筒はアストロカメラの"タカハシε-250"。

口径は25cmと十分ですが眼視には不向きな点は否めません。眼視用途として並列の"TSA-120"を追加しましたが、光害の少ない阿蘇地方の空はやはり眼視にも適した大口径で堪能したくなるところ。

今回、台長さんや村の方々の働きでリニューアルすることになりました。


まずは既存"ε-250"の取り外しから。


はい!取り外し~!

と軽々しく言いましたが25cmイプシロンは結構重たかったです💦


鏡筒バンドとプレートも降ろしました。

赤道儀は"ミカゲ光器製260B"。相方なしの様子は少し寂し気。


同架プレートの加工を行い新しい鏡筒に載せ替え。

黒いボディがもうすでに見切れていますが、、、、、


じゃ~~~~ん!

カーボントラスがかっこいい!"GS-400RC/TR"鏡筒です。


"ε-250"からは口径アップと長焦点距離化。

星雲や星団にも強い。眼視も撮影もできる"二刀流"とでもいいましょうか。


360°カメラです。


脇を固める"TSA-120"はレンズのオーバーホールを行い再び所定の位置に。像の鮮鋭さはお墨付きの"TSA"ですから"月"や"惑星"用途で活躍することでしょう。


今回のリニューアルで望遠鏡の守備範囲がかなり広がりました。来台のお客様も産山村の夜空をより満喫していただけることと思います。しばらくコロナで休業されていましたが感染症対策を行い4月より営業再開の予定です。




すでに予約多数との情報が入っております。

たくさんの方で天文台がにぎわうと嬉しいですね♪



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